過去に参加したグループ展への出展作品、個展での作品をアップしています
グループ展 arte de aco主催「絵のある生活 vol.8」出展作品(2021年)
個展「Gothic」作品(2020年)
私は病院で過ごすことの多い子どもでした。
無機質で色のない、子供らしさから離れた場所で感じたもの
常に健康への不安を抱えた思考は、私を作る秩序となりました。
それが周囲と違うことを隠すようになり、10代半ばには混乱して大きくつまずきましたが
ここまで生きてきて、ふと私にしかない宝物に思えてきたのです。
今回のテーマ「Gothic」とは、
広い意味を持つその言葉に、私の秩序を重ねています。
消毒薬の匂いと薬瓶の重なり合う音に満ちた、
深く広がる闇が垣間見える、
この世とあの世が行き来する世界は、私の想像力を育てました。
死、闇、説明のつかない、目には見えない世界への興味は、
このような環境で、自由を奪われた身体で感じる
生への意欲でもあります。
世界中が初めて体験する事態に直面した2020年、
このプリミティヴな感覚に、あらためて寄り添って描きました。
グループ展「空とぶトランク(アンデルセン童話より)」作品(2020年)
アンデルセン童話「空とぶトランク」を読み、参加メンバーそれぞれ自由に表現するという企画展に参加しました。空とぶトランク、短いストーリーの中に、たくさんの場所や時間、人物が描かれた不思議なお話でした。イメージがたくさん頭に浮かんできて、どこを描くか悩みました。また、訳者の高橋健二氏の紡ぐ言葉や表現には、美しい響きと独特の魅力の言い回しがあり、私が美しいと感じた言葉や文章を、お話の中から選んで描きました。
個展「Noir」作品(2018年)
2018年に行った個展「Noir」の出展作品です。
Noir=黒は私の一番好きな色。
一番色を感じる色だと思うのです。
2018年に参加したポエトリー展に続き、平岡淳子さんと詩と絵の往復書簡という形を続けました。
グループ展「Poetry 詩によりそう」作品(2018年)
2018年に参加したグループ展「ポエトリー 詩によりそう」の出展作品です。
詩人の平岡淳子さんの詩に、6人のイラストレーターが絵を描き、それを見た平岡さんがまた詩を送る、「詩と絵の往復書簡」という企画の展示でした。
個展「Black×Pink」作品(2018年)
2018年に行った個展「Black×Pink」の作品です。
幼い頃、女の子=ピンクという世間の風潮に抵抗を感じていました。
でもピンク自体は美しい色です。
時を経て、ピンクを、女性らしさを楽しみたいと思うようになりました。
「ピンク」に対しての憧れと抵抗の葛藤を表現しました。null
個展「ASAPARIS」作品(2017年)
2017年に行った、個展「ASAPARIS」の出展作品です。
この年、私は人生で初めての海外旅行でフランスへ行きました。
フランスには幼い頃から格別に憧れていて、初めての海外は絶対フランスに行くと決めていました。
旅の中で見た景色や人物を、フランスへのオマージュを込めて表現しました。
グループ展「風の吹く場所」作品(2017年)
2017年に参加した、グループ展「風の吹く場所」の出展作品です。
私は今まで観た映画の中で「風の吹いたシーン」を描きました。
爽やかな風、ざわつく風、いろんな風がありますが、心の中を通っていった記憶を表現しました。
個展「麻子」作品(2016年)
2016年に行った、イラストレーター小川麻子初の個展です。作品のタイトルは映画のタイトルになっていますが、映画のシーンではなく、その映画を観た頃の自分の心情を描いています。
DMに使用したイラストは、お気に入りのワンピースを着た、幼い頃の私です。
グループ展「À la carte」作品 (2016年)
2016年、初めて参加したイラストレーションのグループ展作品です。
「アラカルト」という架空の雑誌を想定し、参加作家が特集記事をそれぞれ担当する、というコンセプトの展示です。
私は「ホラー映画」をテーマに描きました。
今まで観たホラー映画から抽出したエッセンスを表現しています。